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天正11年(1583年)初代藩主前田利家が金沢城に入城した時、お祝いの獅子舞が盛大に行われたと言われ、以後隠れた武芸奨励策としても盛んになり、獅子頭も各町に一基、町の守護として名工を選んで彫刻させ、町会を誇示するものであった。また、個人の家でも男子出生のお祝いとして床の間に飾る風習があり、盛んに作られていた。藩の細工所の彫刻師や仏師等が獅子頭の製作にあたり、武田友月、沢阜忠乎、杉井乗運の加賀3名工や大野弁吉等の名工が活躍した。 加賀獅子舞は棒振りが獅子を射とめるという珍しいもので、獅子頭は八方にらみの眼の配り方もするどく、他に比べ大きいのが特色である。 原木は、白山麓の桐を使用している。
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