【ひのきさいく】 | (昭和63年1月21日県指定) |
|
|||||||||||
約400年前、尾口村深瀬を訪れた旅の僧が檜笠の製法を伝授したのが始まりであると言われている。江戸時代中期には村の重要な産物になっていた。 昭和6年には、檜笠購買組合を設立し、共同作業所を建設するなど、販売の共同化を進め、生産も増加した。製品としては、檜笠のほか網代天井、各種カゴ、花器等の民芸品も工夫され順調に発展した。昭和50年には、手取川ダム建設により産地が水没したため鶴来町等に移住し、グループを作り製作している。ヒンナ(原料板を薄く細い経木にしたもの)を編むのは手作業であり、従事者のほとんどが高齢者である。
|
|