(昭和63年1月21日県指定) |
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起源は定かでないが、室町期とも江戸文化年間のころからとも言われている。明治20年代に加賀蒔絵の巨匠大垣昌訓が桐火鉢に蒔絵加飾の技法を創案したことにより、木目の美しさに華麗さを加えて全国に販路を広めた。戦中・戦後、一時生産が停滞したが、社会の安定とともに順調に回復し、昭和33年ごろにピークを迎えた。しかし、エネルギー革命により、石油・電気の暖房器具が普及し、致命的な打撃を受けたが、花器、喫煙具等に転換した。 全国唯一の蒔絵加飾の桐工芸品として、耐湿、耐火性にすぐれている性質を生かした製品が生産されている。
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