(昭和63年1月21日県指定) |
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15世紀中頃、小松長吉によって始められ、17世紀初めに6代目長次が出て名声を博した。19世紀中頃には、湊屋村次郎が色物堆黒[ついこく]の技術で美川仏壇を一躍有名にした。 丁寧な製作を基本とし、堅牢で美麗なことで知られている。特に、堆黒は型板から文様を造りだすもので他にはみられない。また、秋田ヒバ、イチョウを使った太く丈夫な木割や地[さびじ]による堅牢な下地塗をもとに、蛇腹細工、籾がら虫喰塗、螺鈿(青貝塗)、金模様打金具など美川仏壇独特の技法が伝えられている。
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